2013/02/27

Sigma DL HYPERZOOM 28-300 3.5-6.3

さて、前回から結構書かずにいましたが、再開?を。

今回は、
Sigma 28-300
です。
今回はちょっと紹介程度を。

さて、毎度の事ですが、正式名称は分かりません。
Sigmaのレンズも、Tamronのように名前を付けたほうが区別は楽な気もします。
でも名前だとどのレンズが分からない事も。
ほどほどがいちばん、ということで、Sigma 28-300とでも呼びますか。

まずは前玉の文字を。
φ72 SIGMA ZOOM 28-300mm 1:3.5-6.3 DL HYPERZOOM
とのこと。
LENS MADE IN JAPAN
という文字は載せなくても問題ないでしょう。
とか書いた時点で載せてるようなものですか。


Fマウントタイプです。
よく言われてますが、やはりこの赤い帯はあの高級レンズを連想しますね…。


このレンズは28mmから300mmという10倍のズーム域があるわけです。
写りを気にしないのならこれを付けっぱなしもいいかもしれませんね。
とは言っても、デジタル(APS-CやDXフォーマット)ならこれより18-250の方がいいと思います。

オークションを見ると、ジャンクでなら2000円以上、動くものでは1万を超えるものもあるようです。
普通のストアなら5000円を越えるのではないでしょうか?

まずは紹介。じゃなかった、詳細。

メーカー:Sigma
ズーム域:28-300mm
ズーム方式:回転式
フィルター径:72mm
広角F値:3.5-22
望遠F値:6.3-36
最短距離:変動(0.83-1.17m)
最大撮影倍率:0.2倍
絞り羽:8枚
絞りリングの値:6段階(3.5,5.6,8,11,16,22)

また、
IF(インナーフォーカス)
Aspherical(非球面)

ということです。

追加していくと、
・フードは花形フード
IFの特権ですね。STMの方式はなにか違う気がします。
また、この撮影距離だとメリットはあまりないとは思いますが、IFのためフォーカス時にレンズ長が伸びないところもいいところかもしれません。
・絞りは10段階
というと紛らわしいですね。28から300mmにズームすると3.5から10段階経由して6.3に到達するという意味です。
これはD70sのみかもしれません。
・Fマウント版はモーター非内蔵
仕方ない?ですね。
・フォーカスの回転幅が小さい
最短から無限遠まで45度くらいしかないと思います。
・鏡胴は二重
高倍率のレンズには多い気がするのですが、伸ばすと鏡胴は2段です。

分かりづらいですね。
とりあえずこれでも2段です。


よく見ると段差に。
そして2段の分、太くなっている。
太くて短いので、普通のレンズが直方体、これは立方体、のような。



・最短撮影距離は0.2倍

鏡胴の1段目に書いてあるようです。
いちばん左の白抜き文字が倍率。
中央がフィート距離。
右がメートル距離。

300mm端がいちばん倍率が高く、0.2倍。最低最短撮影倍率(そんな言葉あるのか?)は28mm端で、0.036倍というひどさ(?)

ちなみに、いちばん近寄れるのが200mmのときで0.83m。
いちばん遠いときが80mmで1.17m。

・ズームロック付き

このレンズの本来のヘリコイドの硬さが分からないのでなんともいえませんが、ズームロックも付いています。

これは28mmのときのみ有効のようで、コンパクトに持ち運ぶためのものでしょう。

Fマウントのように絞りリングがあれば絞りリングにもロックがあるようです。


簡単に調べた範囲ではこのくらいです。

フードが逆に付けられるのは普通だと思いますが、つけられないものもあるようなので書くとすると、
フードは逆に付けられます。
それでも、逆につけておくより使用時は普通につけたほうが見た目が良いとは思います。

28-300mmは何世代かあるようです。
これは何世代目かは分かりませんが、最新ではないようですね。
この次の世代はフィルター径が67mmのようです。

前玉非回転なのでPLフィルター等を使うのは楽でしょう。
Tokinaのときに買った77mmのPLフィルターをステップアップリングで使いつつ、フードを使う。
これをやりたかったですが、さすがに入りませんでしたとさ。

せっかくだし、いきさつも。
このレンズは3000円のジャンクで買いました。
店頭に並んでいて、なぜか70-300となって値札が付いていましたが、よく見ると28-300。
70-300を3000円は高いな…あれ?28-300じゃないか。
というのを数回繰り返しました。
なぜか値札ばかりを見てたため、28-300と思っていても、見れば70-300となってるわけでした。

というわけで、3000円なら買いだ!と棚から出してもらって動作確認。
Nikonボディは持っていないし、借りるのも気が引ける、ということでヘリコイドがどうか、というところを。
充分使えると判断。
古いからジャンクへ直行した、と思えるような状態でしたから。
というわけで購入、無事使えました。
…という展開なら本当に得でしたね。
残念ながらそうはならず、店でそのレンズが落下。
その結果、完全に伸びた状態で地面に当たったおかげで70-300の範囲しかズームが動かなくなりました。
笑えますね、もう。値札どおりに70-300範囲しか動かなくなるという。
今考えると、最短から前玉を持ったときに最長まで伸びるというのはかなりヘリコイドがいい状態だったような。

それでも買いました。3000円で。
得だと思ったので。
そして自分にも非があったわけなので。
ついでに光学系は恐らく無事でした。

そして分解と組み立てを繰り返し、直り?ました。
35-200に。
28端はマクロから無限遠にフォーカスを回すと35mmに移動し、
200-300付近はマクロからフォーカスが動かず。
まともに使えるのは35-200、と。
300mmはMFなら使えない事もないですが、ね。

という、満身創痍に近いこのレンズ、D70sの常用レンズです。(笑)
替えたいけれども使い勝手のいいレンズが無い。

そんなレンズの分解を次回あたりにやると思います。
無限遠が出ないという問題が起こったので、そのついでに。
というわけで締めます。

2013/5/17追加
このレンズのEFマウント版を手に入れ(て)ました。
理由はもちろん、Fマウント版の28-300を直すため。
結果のみを言うとすれば、やらないほうがいいですね。
外装が違いました。
その話はいずれ。

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