2013/01/29

Sigma 28-80 1:3.5-5.6 II Macro 全域マクロ化

さて…前回宣言?したとおり、Sigma 28-80 Macroの全域マクロ化を書くことに。

とりあえずこのレンズの正式名称は…何かは知りませんが、正面に書いてある文字でも。
SIGMA ZOOM 28-80mm 1:3.5-5.6 II MACRO Φ55
とのこと。

実際、あまり関係ないんでそれくらいで。

とりあえずEOS 20Dに装着。

このレンズはEFマウントのレンズなわけで。
そしてDGでもDCでもないレンズだということで。
何が言いたいって、デジタルじゃ使えないレンズのはずだ、と。

この個体はこの前980円という価格で売っていたのでもちろん購入。田舎なおかげでめったに1000円を切らないので。
ジャンク?扱いだったのに前玉が汚れているのみ。
その1ヶ月前は1980円だったため売れなかったのだろうと推測。

まあ、問題なく動いてくれて助かった、と。
20Dが古いわけじゃなく、レンズが対応していたようです。
KissX5で動作確認したから、ですが。
チップ交換されていたかもともと対応かはわからないけれども、動く個体もあるという結論。
(このレンズ全てがEOSデジタル対応かはわかりません…)



このレンズ、かなり軽い部類で、重さは300g程度。
これのマクロ機能は80mm端のみMacroスイッチで1:2撮影が可能。
インナーフォーカスではなく、前玉が回転するレンズです。
フードのつけ方が特徴的な位置に。
…特筆する点はそのくらいの気が。
あまり特徴のないレンズと思ってます。

(ここに追記しますが、II型はEOSDigital対応、I型(無印)は非対応のようです。)

説明はそのくらいで、全域マクロ化を書こうと思います。



まずはズームリングのゴムを取り外す。
たいていのレンズにいえるけれども、特にSigmaレンズではこの形が多いようだ。
そうすると金属板が見えると思われるので、取り外す。
一枚目の赤丸のところ。
その次にブラシがあるのでそれを取り外す。
ここを最初にやらないと悲惨な事になりかねないので注意。
そのあと2枚目の赤丸の中に見える、ネジで止めてある金色の筒?を外す。
そうすればフォーカス範囲がNormalならズームリングが空回りするようになる。

わかっててもやってしまってこの右の状態に…
強引に直して右のようにすれば一応は動くようになります。
この状態にならないに越した事はないので、注意は必要です。


ここからはマウント側から分解していきます。




まずは電子接点のネジを取り外す。
左の赤丸のところの2個のネジのこと。
外すのを忘れるとフレキケーブルが切れるかも。

次にマウントを取り外す事に。
右の赤丸の3本を取り外す。
そうすると黒の埃よけ?が外せるようになるので、外す。
次に青丸の4本を取り外す。
そうするとマウントが取り外せるようにるので、外す。

 
取り外すと左のようなスペーサーらしきものがあるので、それも外し、右の赤丸の位置のネジを3本外す。
ここでAF/MFスイッチのリングが外せるようになる。
MFに合わせたほうが外しやすい気が。

ここまで終われば、ズームリングも取り外せるようになるので、取り外す。



ここで左の赤丸のところにある金属突起。
これを切り取る。

切り取ったら左のようになるはず。

あとは組みなおすだけ。



基本的には逆に戻るだけで組みなおせる。
でも何箇所かちょっと面倒なところが。
まず、ズームリング。
ここの写真を撮っていなかったようで写真はないけれども、確かMacroスイッチのところにズームリングに書いてある35と50のあいだあたりに合わせるように入れれば簡単に入ったような。
ついでにここでズームリングから外した最初の金属の筒?を元に戻す。
金属の筒をズーム伝達用の溝にはめて、ネジで止める。
なんか漠然とした説明だけれども、こうがいいんじゃないかと思う。



次がここ。
右のような金具でAF/MFの切り替えをしているようで、ちょっと取り付けが大変。
左の赤丸のスイッチを上にしておく。
次に、青丸のギアを上に持ち上げながら右にある金具にはめる。

ここでとりあえずAF/MFスイッチが動くか確認しておいたほうが無難。

AF/MFスイッチのあるリングをはめたら、残りは分解と逆の手順で元に戻す。

マウント側が終わったら、
最初の金属板はテープで止めて、ズームリングのゴムをはめなおして完成!!(?)

最後に動作確認をして、終わりでいいかな。











さて、最後になりましたが、よくあるお約束を。
やるなら自己責任でお願いします。
極端な話、これを読んで無理だと思ったらやめておくことを勧めます。

読み物として楽しんでいただけたり、
Macro化の参考にしていただければ幸いです。

このレンズでの、分解や思い違いで失敗がいくつかあったので、それを今度書こうと思ってます。

それでは今回はこれで。

2013/8/29追加
このページがこのブログの閲覧数の2割を占めてます…
せっかくなので、初期型を購入したときにこのページを再編集する予定です。
紹介と改造を分けて書き直そうと思います。

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