その中で使っているのはR731/D (i5-2520M、RAM2GB、HDD250GB、USB2.0 x3、CardBus) といったモデルのもの(つまり最廉価)。Let's NoteやThinkPadと比較して(僅かに)安かったから選んだので多少の低スペは仕方ない。
SSD化やメモリ追加は他サイトさんにお任せ、Windows10のドライバ関連もまあ調べりゃ出るでしょう。
旧型ではありますが、中負荷程度では問題なく使えます。でもせっかくならUSB3.0とかExpressCardとか使いたいわけです。
調べてみると、R731やRX3は部品が割と流用されているらしく、更にUSB3.0やExpressCardモデルが存在するとのこと。
というわけで、パーツを変えて動くか検証!!
まずはパーツの確保。
ヤフオクで調べても見つからなかったのでeBayで購入。
購入したのはExpressCardポートとUSB3.0ポートのパーツ。フレキ付き。他の機能はどうでもいいかなと。
R731は海外ではPortege R830だそうです。 R731の裏にもModel No.としてPortege R830 Seriesとなっているのでそれで検索~。
United Statesからの逆輸入で合計3500円くらい?
到着まで約20日かかりました。
ネジを外していけば分解できるので省略。 ネジの位置はメモったほうが安全ですね。
CardBus/ExpressCardのフレキを千切らないように注意。
SSDやメモリはつけっぱなしでも交換可能です。
DVDドライブ用の端子がどこかにあるかと予想していたのに見当たらない。
次に改造するならBluetoothの追加かな?
今回は右サイドにあるオーディオ端子とUSB端子の基板を交換します。
写真はUSB2.0の状態で、その右横にある使われていない端子がUSB3.0基板用のコネクタです。
一応CardBus部分も囲いましたが、こちらは失敗。
理由は後述。
まずはUSB3.0の方を。
届いたUSB3.0基板がこれなのですが、3.0用のフレキの方向間違ってる…微妙に不安。
ついでに元の基板を外します。ネジ2箇所でコネクタ数箇所。
つけ忘れがあると何かの機能が使えなくなると思いますが、忘れてもオーディオ端子と何かが使えなくなるだけで特に影響はない気もします。
正しくはこの向き。
ついでにUSB2.0用と比較してみます。
USB2.0用と3.0用で基板のサイズが地味に違います。
さて、CardBusの方に取り掛かります、…が!!
ネジの位置やコネクタの形状が違うという事実発覚!!
上がExpressCard用で下がCardBus用です。
フレキのピッチのレベルで違うので、コネクタが共用といった展開もなさ気です。
マザボをよく見てみると、CardBusの近くに怪しい部分が。
CardBusモデルとExpressCardモデルで別のコネクタを使うようです。
このパターンを延長して強引に接続してみたいものの、壊す可能性の方が高いので保留とします。
仕方ないのでCardBusに戻します。
組み直して起動すると画面表示されずにファンがフル回転。 ひとまず電源ボタン長押しで強制OFFして再起動すると普通に起動。 なんだったんだ。
というわけで認識されているか確認します。
USB3.0なんとかと出ているので認識しているようです。
しかし念のためDynabook用のドライバを適用。
Windows7用でOKな模様。
更新するとUSB 3.0 Host ControllerとRoot Hubに変わりました、違いは不明。
R731のUSB3.0に不具合報告があるようなのでその設定もしておいたほうが無難。
さてさて…USB3.0への換装が終了。
「この機種のUSB3.0は似非USB3.0」なんて言っている人がいるので検証してみましょう、そういうことは実測してから言うべき。
この機種でUSB3.0、eSATAp、USB2.0が使えるようになったので測定してみます。
テストはSSDと最初に入っていたHDDにしてみます。
測定はCrystalDiskMarkで。
SSDはTranscendのSSD360S 128GB。
HDDはHITACHIの250GB。よく見るとSATA 3.0Gb/s。
USB3.0/2.0ケーブルは外付けUSB3.0ケース用のを流用。
eSATAは300円くらいで購入したバスパワータイプ。
HDDは5V700mAですが、SSDは5V1.2Aの定格。 大丈夫なのかこれ?
参考として、2in1PCのT100TAのUSB3.0ポートでSSDの速度を測定するとこの速度。
シーケンシャルだと200MB/sを超えるあたりが流石SSD。
ひとまずこれを基準としましょう。
まずはUSB2.0ということでデフォルトはこの速度。
USB3.0と比較して非常に遅い。
USB3.0に換装しなかったらこの速度が最速だったと思うと低速さが際立ちます。
次はUSB3.0で測定。
確かにシーケンシャルは劣っています…が、USB2.0の理論値(480Mbps ≒ 60MB/s)を軽く超えているので「似非USB3.0発言は嘘」と言っても差し支えないかと。
そもそも100MB/sを超える機器を最高速度で使いたいなら最新機種を使えばいい(暴論)
おまけでeSATAも計測。
USBは低速、というレベルの速度が出ています。
ちなみにこの機種自体がSATA 3.0Gb/sらしいので限界近い速度が出ているようです。このSSD自体はもっと高速なのかもしれない。
eSATAの欠点はホットスワップ非対応だと接続が面倒な点、事実上のSATA機器専用規格な点でしょうか。
やはりUSBのユニバーサルさは凄いですね。
ところで定格越えてたけど普通に動作してる…本体の左のあたりから微妙に異音がするので無理はしているようです。
…CドライブのSSDが5V2Aなのって定格外動作させてる疑惑? たまに異音がする気がする。
ついでにHDDでも測ってみますが、こちらはあまり芳しくない。
USB3.0でこの速度、だいぶ低速なのはポートのせいかと疑いたくもなりますが、
そもそもeSATAですらこの速度です。念のため2回測ったものの、結果はほぼ同じ。HDD側が原因のようです。
ちなみにSSDはホットスワップ対応のようですが、このHDDは非対応のようで、着脱の際には電源を切らないと認識しませんでした。
やはりUSBのユニb(略
というわけでUSB3.0に変更可能なこと、USB3.0の速度は問題ないことが分かりました。
ついでにR731はSDカードスロットが高速と聞いたので後でテストしてみます。